デザインはピニンファリーナの手による。
基本コンポーネンツはクアトロポルテをベースとしている。
フロントからキャビンまでの距離が長くとられ、古典的でありながらもスポーティーなプロポーションを持つ。
また、ホイールベースに関しては当然“クアトロポルテ”からは短縮されてはいるものの、
先代の“クーペ”からはおよそ300mmも延長され、大人4人が快適に過ごせる空間は充分確保されており、
車体の名前の通り、グランドツアラーとしての要素を満たしている。
一方でその名前から連想されるよりも実際の運動性能は高く、各批評媒体でも“スポーティーカー”ではなく、
“スポーツカー”として評価されている。 前後重量配分はほぼ前後等配分とされ、スポーツカーとして理想的な値を有している。